MyISBNを運営していて、よく
「出版権はどうなるのですか?」
と聞かれますが、
MyISBNでは出版権を求める様な事はしていません。
出版権を設定すると、著者が自分の著作を自由に扱う事が出来なくなるからです。
出版権とは何かというと、大辞林には以下の様に書かれています。参考:Weblio
(1)著作権の権能の一つで、ある著作物を印刷・刊行できる独占的・排他的権利。
(2)著作権者が設定行為によって出版権者に付与する権利で、著作物を原作のまま複製し発売・頒布する独占権。出版権者には第三者に複製を許諾する権利はない。
本を出版する為には印刷費が必要です。
日本ではほぼ100%の出版社が著者と出版権を結んでいますが、
これは、
「印刷費を全部出すから、代わりに独占的な権利をちょうだいね!」
という事だったのだと思います。
今では電子書籍も沢山のストアが存在し、
印刷コストは殆どかからなくなってきています。
販売方法も一般的な流通以外にもインターネットを使って、
気軽に販売出来る様になっています。
しかし、この出版権は紙の本しか無い時代に作られたものですので、
電子書籍はどうなるんだ?という問題があります。
そこで、今、出版社は隣接著作権を著者に求めています。
※隣接著作権については、赤松健さんが分かりやすく書いています。
なぜ出版社は「著作隣接権」が欲しいのか
MyISBNでは電子書籍化や他の出版社での出版などが著者の自由に出来るよう、
独占的な契約を求める様な事はしません。
MyISBNは誰もが簡単に気軽に使える出版サービスを目指しています。
もし大手の出版社から出版するようになりましたらMyISBN経由の出版は止めていただいて結構ですし、そういった事例が出る事を望んでいます。
ちなみに今は4980円のところ980円で利用できます!
980円セールは終了致しました。沢山の入稿ありがとうございました。