「原稿はWordで作ってください」と言われても、ふだんパソコンをあまり使わないと、そこで手が止まってしまいますよね。私もサポートをしていて、「操作がわからない」「そもそもOfficeってお金がかかるの?」というご相談を本当によくいただきます。先に安心していただきたいのは、困ったときは無料で相談できる窓口があり、WordやPowerPointはお金をかけずに使う方法もある、ということです。この記事では、相談先・料金のめやす・無料で使う方法を、はじめての方にもわかるように整理してお伝えします。
まず結論|困ったら無料で相談でき、Officeは無料でも使えます
細かい話に入る前に、いちばん知りたいところからお答えしますね。WordやPowerPointの操作で困ったら、Microsoftの無料サポートに電話やチャットで相談できます。料金が気になる方も、実は無料で使う方法があるので、まずはそこから試して大丈夫です。
つまり、「操作がわからない」と「お金をかけたくない」のどちらの不安も、入口のところはほとんど解決できます。ここから先は、その具体的な中身を順番に見ていきましょう。
WordやPowerPointの操作で困ったときの相談先
使い方がわからないとき、ひとりで抱え込まずに頼れる窓口があります。代表的なのが、Microsoftが用意している公式のサポートです。本を出すための原稿づくりは、ここでつまずく方がいちばん多いところなので、遠慮なく使ってほしいと思います。
Microsoftの無料サポート(電話・チャット)
Microsoft 365(旧Office 365)を使っている方なら、マイクロソフトの担当者に電話やチャットで相談できるサポートを無料で利用できます。「この操作はどうやるの?」「こんなことはできる?」といった素朴な疑問にも答えてくれるので、操作に自信がなくても心配いりません。受付時間や電話番号は変わることがあるため、最新の案内はMicrosoftの公式サポートページでご確認ください。
相談するときの流れ
はじめてだと身構えてしまいますが、流れはとてもシンプルです。まず「何に困っているか」を一言メモしておくと、伝えるのがぐっと楽になります。たとえば「PowerPointで作った原稿をPDFにしたい」のように、やりたいことを具体的に書いておくのがコツです。
あとは公式サポートの案内にそって、電話かチャットのうち使いやすいほうを選ぶだけ。文字でやり取りしたい方はチャット、口頭のほうが早い方は電話、と気分で選んでかまいません。
PowerPointやMicrosoft 365の料金のめやす(「パワポ 金額」が気になる方へ)
「パワポっていくらするの?」というのは、相談の中でも特に多い質問です。料金は大きく分けて、毎年(毎月)払う「サブスク型」と、一度だけ払う「買い切り型」の2通りがあります。どちらが向いているかは使い方しだいなので、めやすを並べてみますね。なお価格は改定されることがあるので、契約前に必ず公式の最新情報を確認してください。
サブスク型(Microsoft 365)の場合
Microsoft 365は、WordやPowerPointなどを常に最新の状態で使えるサービスです。個人向けプランは年額でおよそ1万5千円前後(月あたりにすると千円台半ばほど)が目安で、複数人で使えるファミリー向けプランも用意されています。常に最新版が使えてクラウド保存もついてくるので、これから長く使う予定の方に向いています。料金やプランの最新情報はMicrosoft 365の公式ページでご確認ください。
買い切り型(Office)の場合
「毎年の支払いはちょっと…」という方には、一度だけ購入して使い続けられる買い切り版のOfficeもあります。WordとPowerPoint、Excelがセットになったタイプで、価格は3万円台〜4万円台ほどが目安です。最初の出費はサブスクより大きく感じますが、長く同じバージョンを使うつもりなら、結果的に割安になることもあります。
どちらを選べばいい?
迷ったときの考え方はシンプルで、「最新版を使い続けたい・複数の機器で使いたい」ならサブスク型、「一冊出せれば十分・買ったきりで使いたい」なら買い切り型、というイメージです。本を一冊作るだけなら、次にご紹介する無料の方法で足りてしまうこともあります。
お金をかけずにWordやPowerPointを使う方法
実は、Officeを購入しなくてもWordやPowerPointを使う方法があります。「料金が気になって一歩踏み出せない」という方は、まずこちらを試してみてください。費用ゼロで始められるので、原稿づくりのハードルがぐっと下がります。
無料のWeb版Office
Microsoftアカウント(無料で作れます)があれば、ブラウザ上で使えるWeb版のWordやPowerPointを無料で利用できます。インストール不要で、できあがった原稿はそのままPDFに書き出せるので、本づくりの下書きには十分なことが多いです。機能はパソコン版より少し控えめですが、文章を書いて整えるくらいなら問題なく使えます。
スマホ・タブレットの無料アプリ
外出先で少しずつ書き進めたい方には、スマートフォンやタブレットの無料アプリという手もあります。画面が小さい端末では基本的な編集機能を無料で使えるので、思いついたときにメモ感覚で書き足せるのが便利です。家ではWeb版、移動中はアプリ、と使い分けている著者の方もいらっしゃいます。
原稿づくりで操作に困らないためのコツ
最後に、本の原稿を作るうえで「これを知っておくと楽」というコツをお伝えします。完璧なレイアウトを最初から目指さず、まずは文章を最後まで書ききることが、いちばんの近道です。装飾や見た目の調整は、文章が固まってからで間に合います。
もし「Wordの操作そのものが苦手で、どうしても進まない」という場合は、文字を入力していくだけで本の形になるタイプの出版サービスを選ぶと、操作の悩みごとぐっと減らせます。たとえばMyISBNのようにISBN取得から販売登録までをまとめて任せられるサービスや、テキスト入力中心で紙の本が作れるムゲンブックスなども、選択肢のひとつとして知っておくと安心です。料金や仕様は変わることがあるので、利用前に各公式サイトで最新情報をご確認くださいね。
まとめ
WordやPowerPointの操作でつまずいても、Microsoftの無料サポートに相談でき、Officeは無料のWeb版やアプリでも使えます。料金が気になるときは、サブスク型と買い切り型のめやすを見比べつつ、まずは無料の方法から始めてみてください。原稿づくりは、肩の力を抜いて一歩ずつで大丈夫。あなたの「本を出したい」という気持ちが、ちゃんと形になるよう応援しています。