「自分の本を出版したい」という思いにつけ込み、高額な契約を結ばせる悪質な業者が一部に存在します。インターネットで調べても、良心的なサービスと悪質な業者が同じように見えてしまい、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自費出版で後悔しないために知っておきたい悪質な業者の見分け方と、契約前に確認すべきポイントを解説します。
自費出版で実際に起きているトラブル
自費出版をめぐっては、次のようなトラブルの相談が後を絶ちません。
- 最初は安いと聞いていたのに、最終的に数十万〜数百万円を請求された
- 「あなたの作品は素晴らしい」と持ち上げられ、冷静に判断できないまま契約してしまった
- 大量の在庫を抱えることになり、売れ残った本が自宅に山積みになった
- 契約を急かされ、内容をよく確認しないまま申し込んでしまった
こうしたトラブルの多くは、契約前に「危険サイン」に気づくことで避けられます。
悪質な自費出版業者によくある7つの危険サイン
1. 費用を公開せず「無料相談」「資料請求」へ誘導する
料金を明示せず、まず連絡先を取得しようとする業者には注意が必要です。連絡先を入手したうえで、電話などで高額プランの営業を行うケースがあります。
2. 最初は安く見せ、後から高額プランを勧めてくる
「数千円で出版できる」と入口を安く見せておきながら、「その価格は枠が埋まった」「本格的に売るには別プランが必要」などと、後から数十万〜数百万円の契約へ誘導する手口です。
3. 作品を過度に持ち上げる(コンテスト商法)
「あなたの作品には才能がある」「ぜひ出版すべき」と過剰に褒め、出版意欲を高めたうえで高額契約を結ばせる手法は「コンテスト商法」と呼ばれます。
4. 契約を急かす
「今だけ」「枠が限られている」と決断を急がせる業者は要注意です。良心的なサービスは、じっくり検討する時間を与えてくれます。
5. 在庫(印刷部数)を著者に負担させる
数百〜数千冊の印刷を前提とし、その費用と在庫を著者に負担させる契約は、売れ残りのリスクが大きくなります。
6. 印税や販売条件があいまい
印税率や販売チャネル、契約期間などの条件が不明確なまま契約を迫る業者には注意しましょう。
7. 運営会社の情報が乏しい
特定商取引法に基づく表記、会社の所在地、出版実績などが確認できない業者は避けるのが無難です。
トラブルを避けるためのチェックポイント
- 総額を事前に確認する:「出版にかかる費用は最終的にいくらか」を契約前に必ず確認しましょう。
- その場で契約しない:急かされても一度持ち帰り、家族や第三者に相談しましょう。
- 運営会社を調べる:会社情報・特商法表記・実績・口コミを確認しましょう。
- 在庫リスクの有無を確認する:自分が大量の本を買い取る必要があるかを確認しましょう。
「安い=危険」とは限らない
「自費出版は数十万円が当たり前」というイメージから、安い出版サービスを「怪しい」と感じる方もいます。しかし、価格が安いことには明確な理由がある場合があります。
従来の自費出版は、数百〜数千冊をまとめて印刷するため印刷費だけで数十万円かかります。一方、プリントオンデマンド(POD)という方式では、読者から注文が入るたびに1冊ずつ印刷するため、著者が印刷費を前払いする必要がなく、在庫も不要です。
つまり、仕組みによって安くなっているだけで、「安い=危険」とは限りません。大切なのは、なぜ安いのかが明確に説明されているかです。
MyISBNの場合
参考までに、当サービスMyISBNが上記のチェックポイントをどのようにクリアしているかをご紹介します。
- 費用は税込5,478円のみを公開。これが出版にかかる費用のすべてで、後から高額プランを勧めることはありません(料金の詳細はこちら)。
- 営業電話・見積もり・面談は一切なし。申し込みから出版までWebだけで完結します。
- 在庫リスクはゼロ。プリントオンデマンド方式で、注文が入った分だけ印刷します。著者が在庫を抱える必要はありません。
- 運営会社を明示。デザインエッグ株式会社は出版社として認可を受けており、正式なISBNを付与します(出版事例はこちら)。
よくある質問
自費出版の費用の相場はいくらですか?
従来型の自費出版では数十万〜数百万円が一般的ですが、プリントオンデマンド方式のサービスでは数千円〜で出版できる場合もあります。費用は方式やサービスによって大きく異なるため、総額を事前に確認することが重要です。
悪質な業者を見分けるいちばんのポイントは?
「費用の総額が事前に明示されているか」「契約を急かさないか」「運営会社の情報が確認できるか」の3点です。1つでも当てはまらない場合は慎重に検討しましょう。
まとめ
自費出版で後悔しないために最も大切なのは、契約前に総額と条件を確認し、急かされてもその場で決めないことです。危険サインを知っておけば、悪質な業者を避け、安心して自分の本を出版できます。