出版に必要なISBNコードを個人が取得する方法とその費用を解説

2018年4月2日に、日本図書コード管理センターが発行しているISBNの料金が改定され、1つからISBNを取得できるようになりました。

今まで10個からしか取れなかったため、「1冊だけでいいんだけどな」と思っていた人にとってはとても良い修正です。

ISBNとは?

ISBN(アイエスビーエヌ、International Standard Book Number)は、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号です。

本の裏をみるとISBN978-4-…といった番号があると思います。これがISBNです。

書籍を流通させるために重要なもので、ISBNがついていないと本屋さんやAmazonで売ることは非常に難しいんです。

2018年4月2日以降のISBN取得料金

ISBN数 料金 詳細
1個 8,000 円+税 新規登録料 7,250 円+税、国際本部運営資金 750 円+税
10個 20,000 円+税 新規登録料 18,000 円+税、国際本部運営資金 2,000 円+税
100個 37,000 円+税 新規登録料 33,000 円+税、国際本部運営資金 4,000 円+税

 

8,640円払えばISBNが一つ取れるんです。安いですね!!

では、次に登録するための手順を見てみましょう。

 

ISBNを取得するために必要な手順

ISBNはお金を払えば「はいどうぞ」と買えるわけではありません。

本の出版元としての出版者登録が必要なんです。

必要なものは以下の通り。

  1. 出版者名 ※法人だけでなく、個人でも登録できるので、“社”ではなく“者”なんです。
  2. 所在地
  3. 管理者情報
    1. 氏名
    2. 住所
    3. 電話番号
    4. FAX番号
    5. メールアドレス

出版者名や所在地は問題ないかと思いますが、個人でISBNを取得する場合、管理者情報として個人の名前や住所、電話番号などの個人情報を登録する必要があります。

せっかく書籍をペンネームで書いても、ISBN管理者情報として個人情報がインターネットで公開されているのは、あまり好ましい状況ではありません。

やはりISBNをとる前に法人を設立するなどの方法が一般的です。

 

ISBN取得後にするべきこと

ISBNが取れても、すぐに本を売れる状況が整うわけではありません。

Amazonで販売するにはAmazonと契約をする必要がありますし、書店や取次を通じて販売する場合は、それぞれと契約する必要があります。

また、取次と契約する場合、最低3,000冊程度の在庫が必要となります。

  • 販売店との契約の締結
  • 印刷所への発注
  • 物流会社との契約

なかなか、大変です。

 

実は、4,980円でISBN付きの本が出せるんです

自分で8000円払ってコードを取得するより安く、手間も不要で、住所も公開しなくて良い方法があります!

 

自費出版などの高額な契約をしなくてもISBN付きの紙の本って作れるんです。

その方法がMyISBN(マイアイエスビーエヌ)というサービスです。

MyISBNというのは4,980円だけでISBNがついた紙の本が出版できるサービスで、追加費用などは一切不要です。

AmazonでMyISBNと調べるとわかりますが、1,000人以上の方が既に本を出版しています。

出版というと、大量に印刷して書店に置いて売ってもらう方法をイメージすると思いますが、
このMyISBNは完全受注生産で紙の本を作って売っています。

従来のような最初に大量に印刷するような方法ではないから安いんですね。

受注生産ですので本屋さんには置けませんが、ISBNがありますので、本屋さんからも注文ができますし、Amazonでも購入できます。

完全受注生産というと、何週間も待たされるイメージがありますが、Amazonで購入した場合、たった2日程度で本が家に届きます。

MyISBNを出版しているデザインエッグ株式会社は出版者登録を行なっており、ISBNを多数持っています。

しかも、Amazonでの販売や書店とのやりとりなどは全てやってくれますので、自分の本を書くことに集中できます。

MyISBNが4,980円でサービス提供できる理由

出版費用は4,980円だけ、追加費用はなし、印税は10%と著者にとっては良いことづくめですが、こんなおいしい話には裏があるのでは?騙されるのでは?と考える方もおられると思います。

実際、MyISBNも4,980円で本を出版するだけではサービスを提供し続けることができません。

MyISBNが安くで出版サービスを提供できるのは、本を売って利益の一部を得ているためです。

本が売れないとサービス提供ができませんので、一生懸命に出版された本を売ります。

著者が費用負担する出版形態では、著者が払ったお金で出版社の売り上げは確保されるため、熱心に本を売らない出版社が多くあります。

ただ、本を出したいだけなら印刷屋さんに頼むのが良いでしょう。
自費出版の会社に100万円ほど払えば、見た目のいい本を作ってくれます。

しかし、印刷屋さんや自費出版の会社は、本を作って利益を得ています。
そのため、作った後はあなたの本を一生懸命本を売ることはあまりしません。
本を作って利益を得ているわけですから、新しく本を出す人を探すでしょう。

本を世の中の人に読んでもらいたいと考えているのであれば、本を一生懸命に売っている出版者から出版することをオススメします。

4,980円で紙の本が出版できるMyISBNのページを見てみる。

この記事を書いた人